雑食は嫌われない

あと食事ができる回数は、、、やばい。。生き急ぎません、食べ急ぎます。

青春 6 受験

僕は振られた。

でも何かが無くなったわけじゃなくて、その後も連絡はとっていたし電話もしていた。僕は彼女が好きで、彼女も僕のことが好きだった。ただ付き合うという約束と、関係性を確保しなかった。確信があった恋愛だったから、白黒つかない状況が嫌な一方、告白によって壊れなかった関係に安堵した。

彼女:「毎朝ちゃんと好きだよな?って自分に確認しないとわからなくなる。。」

僕:「え、、?」

数日後の何回目かの電話で言われたことを今でも覚えてる。ショックだった。僕はこれが恋だと確信めいていたから、なおさらショックで声が出なかった。

それは、もう、、それは、、、、もう。。。好きじゃないってことじゃないいってことだよ。。。

 

その日から、僕らは連絡をとらなくなった。

学校でも、話さなくなった。

 

僕はますます受験にのめり込んだ。大学受験の合格。それに全てを賭けていた。その悲願の達成は全てを打ち消し、僕の恋愛を前に進め、また彼女にぶつかる勇気をくれる。もしまたダメでも、新しい環境があるからきっと大丈夫。だから合格しかなかった。

僕の青春の火がもうすぐ消えようとしていた。

佳境に迎えた受験を前に冬休みも欠かさず学校に行った。会えるかもしれないという思い反面、寂しがり屋な僕は誰かと会うことで安心したかったんだ。

朝の9時から夜の23時まで徹底的に勉強して、いつのまにか誕生日もすぎて僕は受験に向かった。

そして始まるセンター試験。これは僕が受ける国公立試験の中でもかなり重要な試験となる。この結果次第ではもう志望することさえ叶わない。センター試験は、普段と違う環境で同じ高校の子と一緒に受ける。だから久しぶりに皆の顔をみて安心した。あの子の顔は見えなかったけど。

正直やっときた本番にそれどころじゃなかった。

いつものよに、普段通りにテストをこなした。