雑食は嫌われない

あと食事ができる回数は、、、やばい。。生き急ぎません、食べ急ぎます。

2020-01-01から1年間の記事一覧

不安との戦い方(2019/02/16 15:11)

春が好きだった。 厳密に言うと、中学から高校に上がる時の春休みが最高に好きだった。その期間は志望校の高校に合格して、中学の頃の友達と遊び呆けていた。受験戦争の激しい波の中で、見事に行きたい高校に入ることが出来た。 だってこの期間は自由だから…

黙って人の話を聞け(2019/02/10 17:09)

10代の頃、人の話を聞くことが出来た。 対話じゃなくて、目の前の人のことを知ることを大事に、会話を組み立てることができた。自分のことはほとんど話さなかった。 じっと自分のことを話さなくても、質問だけですぎる時間が、たとえ3時間を過ぎようとも苦も…

青春 7 卒業(2019/02/22 17:12)

3月。受験は終わった。 合格発表の前に、卒業式があって。一足早く終わった私立の受験組は合格を喜び、そんな中に彼女の姿もあった。 卒業式の時に流れた、「川嶋あい / 旅立ちの日に・・・」を聴いて心の中で泣いた。涙が止まらなかった。なんでもないよう…

青春 6 受験

僕は振られた。 でも何かが無くなったわけじゃなくて、その後も連絡はとっていたし電話もしていた。僕は彼女が好きで、彼女も僕のことが好きだった。ただ付き合うという約束と、関係性を確保しなかった。確信があった恋愛だったから、白黒つかない状況が嫌な…

青春 5 告白

時間は流れるように過ぎた。 塾では毎月のように模試があって、良い点をとると系列の各教室で 名前と点数が貼り出された。 あの子とは教室は違えど、実は同じ系列の塾に行ってたから 遠くにいても点数がわかることがあった。 各教科ごとにセンター模試で8割…

青春 4 電話

lineを始めたのは8月くらいから、なんと10月の最後までずっと続いた 1日とて途絶えることなく。 いつの日か、彼女のことを好きになっていた。 きっかけなんてなく、その純粋さに、あざとい素直さに 虜になっていた。彼女にしたいとは、思わなかった。 恋に恋…

青春 3 ある日の冬の出来事

文化祭が終わり、センター試験が近づいてきた。 クラスの雰囲気も徐々にピリピリと、同時に寂しさを帯びてきた。 青春が終わるんだ。学校が終わると皆家に帰った。 進学校だった僕の高校は皆、勉強に真面目だった。 国立を目指す一部の人と、私立に行く人に…

青春 2 文化祭

文化祭までもうすぐ。 あの日、lineが来て以来、毎日lineが続いた。 変わらない日常の中で、唯一の楽しみとなっていた。 何気ないことでも続いていることが楽しかった。 なぞなぞをした。急に出されたなぞなぞは「古いケーキはなんだ?」 だったかな。「オー…

青春 1

大学受験一年目 大学に入るということが何かわかっていなかった。 とにかく上を目指し興味のある学部に入り、勉強を頑張ったから国立大学に入ることが正義だと思った。 勉強は今思うと不得意で、嫌いなものだけど、人より量をこなしたから ある一定はできる…

何よりも大事なこと(2019/01/14 21:55)

大学生になり彼女ができた。 憧れの人だった。自分にないものを持っていたけど、 それはとにかく俺が欲しいものだった。 まっすぐ自分に素直に、物事をなす力。猪突猛進できる力。 行動力と明るいキャラで皆に愛される力。華を持つ力。 何も無かった。俺にで…

俺は違う(2019/03/06 19:06)

アイデンティティを探す度によく否定をした 自分が幸せだとその幸せを誰かに分け与えたい人がいた。 「俺は違う」 人にネタにされて面白がられるのが好きな人がいた。 「俺は違う」 そつなく勉強ができて、知的好奇心の元に動ける人がいた 「俺は違う」 なん…